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いつでもセール...は死

2016年03月30日

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From: 髙橋裕紀
Melbourneの自宅より


「えっ、今だけ75%オフ?」


それは今から2年前の1月2日、
地元のショッピングセンターのキッチン用品店の
前を通りかかった時でした。


通常、194.95ドルのグリルフライパンが
New Yearセールで49.95ドルで売られていました。


僕は普段、衝動買いをする方ではないのですが、
このばかりは、


1:新年の買い物に特別感を感じたこと、
2:以前からステーキを綺麗に焼けるフライパンが欲しかったこと、
3:割引額が圧倒的に大きかったこと、


僕の中の潜在的欲求とお店のオファーが
上手くマッチングしたのか、
妻にも相談せず、即買いすることに決めました。


そしたら、家で、、、


妻:「えっ、珍しいわね。あなたが衝動買いなんて」
僕:「うん、75%オフで150ドルも安かったから。」
妻:「ちゃんとテフロン加工はされているの?」
僕:「もちろん。5年以上持つって言われたよ。」
妻:「そう、それじゃ良い買い物だったわね。」


僕たち(特に僕)は、久々のお買い得商品を見つけた
嬉しさから、その日の夕食は新しいグリルパンで
美味しいステーキを焼いて食べました。


でも、何か引っかかる...
あれは本当に良い買い物だったのだろうか?


気になって数日後、
またそのショッピングセンターのキッチン用品店を
通りかかったところ、そのNew yearセールは
まだ実施されていました。


「まぁ、まだ1月7日だし。同じセールやってても変じゃないか...」


そして、その1ヶ月後、
同じお店の前を通りかかった時、
今度は特に「お正月」などの名目はなく、
内容は全く同じセールが続行されていました。


「ここって、もしかしたらいつでもセールなのでは...?」
って誰でもそう思いますよね。


要は1年を通して、その時だけのお得感を演出するための
セールをやり続ける。
お正月などの名目を出せる時は名目を掲げ、
買い物に特別感を感じてもらう。


セールで安く商品が買えたことは間違いなくても、
「自分だけがお得に買えた」といった優越感は消え去り、
がっかりした感が残りますよね。


「セールに期限を切らないショップの結末。」


このキッチン用品店のように、いつでも利用できる
セールだとお客様に思われてしまうと、かなり厄介です。


「いつでも安いんだったら、買うのはいつでもいいや。」
「期間限定とか言って、いつでも安いんでしょ?」
「今はいいよ。今度、お金が余った時に買いに来れば。」


お客様に一度こう思われてしまうと、
なかなかリピート購入してくれなくなってしまいます。


特別セールで初回購入したお客様は、
「次回もセールやらないかな..」なんて期待をしながら、
ショップにちょくちょく訪れに来てくれます。


そこで後日、自分が買った時と同じセールが
いつでも利用できるのを見たら、自分が買った時の
あの優越感は全て吹き飛んでしまいます。


それに関連したもので
「セールスで後で、は死」と言う言葉があります。


先ほど挙げたように
「いつでも安いんだったら、買うのはいつでもいいや。」
こう思ったお客様はまずショップに戻ってきてくれません。


初回購入オンリーのお客様だけで、
収益を上げていくのには限界があります。
必ずリピートの人がどう感じるか?を意識して
セールを行わなければいけません。


リピーターからの印象を悪くしないためにも、
「後で買えばいいや」と先延ばし客を増やさないためにも、
余計なセールで死を迎えないためにも、


セールの期限やタイミングにはできるだけ
気をつけるようにしたいものですね。



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